令和5年度入学者選抜について(文科省)

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文部科学省が令和5年度入学者選抜(令和5年4月入学者対象)の概要をまとめました。

https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/senbatsu/1412102_00008.htm

今回も国公立大学で新たに総合型選抜・推薦型選抜を導入する大学があります。

綜合型選抜はかつてのAO入試ですが、定員充足に苦労している私立大学と国公立大学では総合型選抜の難易度が異なります(当然ですが)。これは、学校自体の難易度のみならず、総合型選抜と一般選抜を比較しても同様のことが言えます。

定員充足に苦労している私立大学では、総合型選抜は青田刈りの狙いも含まれることが多いのですが、国公立の場合は、募集している学部学科で学ぶ内容に対する関心を評価する、本来の目的にかなった選抜を行う例が多く、いくら学力が高くても、その分野に関心がなければ不合格になりえる入試です。また、全体の定員に対して総合型選抜の定員は少なく設定されていることがほとんどで、大学入学後の成績を入試別にみると、総合型選抜で合格した学生のほうが一般選抜で合格した学生よりも成績が良いということもよく聞きます。

おそらく、文科省の狙いとしては、暗記力がものをいうかつての入試から、学力の3要素をしっかりと評価する入試にシフトさせることがありますので、今後も総合型選抜、推薦型選抜は増えると思います。

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