先日(11/26)、中央教育審議会から『2040年に向けた高等教育のグランドデザイン(答申)』が発表されました。
その詳細は下記のリンクからチェックしていただくとして、気になった点をいくつか。
●大学をはじめとする高等教育機関は就職予備校なのか?
⇒「産業界との連携」、「社会が要請する人材を育てる」といったことが書かれていますが、大学は就職のために学ぶ場所なのでしょうか?
●教育・研究コストの可視化
⇒今年のノーベル賞受賞者の本庶先生もおっしゃるように、基礎研究は成果が短期的スパンでは見えづらい分野です。日本は国土も狭く、資源も持たない国なので、ヒトやソフトで勝負すべきであると考えます。人類に貢献するとは思えない研究者の趣味の研究に科研費を投下するのは如何なものかと思いますが、成果がすぐには見えない分野にもお金を使わなければ、今の子どもたちが研究者になるころに、日本国内に存分に研究する環境がないということになっているかもしれません。