大学入試改革

大学入試改革の概要

 

1.センター試験廃止

新たに「大学入学共通テスト(仮)」が創設される。それに伴い、国語と数学で一部の問題に記述式が導入。

また、英語については外部検定(英検やTOEIC、Gtecなど)の利用が始まる。(2024年度までは大学入学共通テストと併用)

 

2.試験区分の見直し

現状は「AO入試」「推薦入試」「一般入試」の3分類だが、これらがそれぞれ「総合型選抜入試」「学校推薦型入試」「一般入試」と名称が変更となる。さらに、実施時期についても現行よりも遅くなる。

例えば、AO入試(総合型選抜)では、現在は8月以降の実施、合格発表の時期は指定なしとなっているが、新制度の下では試験本番は9月からとなり、合格発表は11月以降となる。

 

3.多面的な評価の導入

学力だけでなく、課外活動やボランティア活動などについても評価せよということ。想定されるケースでは、現状では英語100点、国語100点、選択科目100点の300点満点で入試を行っている大学が、筆記試験300点に加え、調査書を50点分追加するということが想定される。

一方、現状では一部の大学で行われている学力不問の入試が認められなくなり、面接に加えて小論文やエッセイ、プレゼンテーションを行うなど、試験科目が追加されるようになる見込み。

(2017.9.7更新)