今やすっかりおなじみとなった、東進ハイスクールの林先生の著書、『受験必要論』を読みました。
この本の中で林先生が言いたいことを3つ拾い出しました。
- 受験ができることは特権的なことである。
- 若いうちに頭脳をフル回転させるべし。ゆとりよりも詰め込みの方がマシ。
- 勉強以外の物差し(スポーツがうまい、音楽に秀でているなど)もあってよい。
ご本人も言っていますが、テレビではチャラチャラした感じも出していますが、競争の激しい予備校業界で何年も生き残ってきた方です。自分の仕事には真摯に向き合っていることが読み取れます。
そして、勉強だけがすべてではない。偏差値の高い大学に行くから良い人生になるわけではなく、偏差値の低い大学に行くから悪い人生になるわけではない。ということもおっしゃっています。
皆さんも小学校あるいは中学校の時のクラスメイトを頭の中で成績順位に並べてみてください。
おそらく、その順位は幸せな順に並べたものとは違うでしょうし、稼ぎの多寡で並べたものとも一致しないでしょう。
(ほとんどの子どもが高校進学する状況なので)大学に進んで、そこでどのような人間に出会うか、大学でどのように過ごすか、そして大学を出てからどのように生きるかが大事なのだと思いました。